うっかり入っちゃった!?

美人で可愛い従姉妹のまつりとさやか。
数年来会っていなかった従姉妹達と久しぶりに会ったユウは、彼女たちにドキドキしっぱなし。
法事で集まったというのに、まるで渋谷に遊びに行くかのような格好です。
もちろん、彼女たちに常識がないわけではなく、狙っての格好だったとしたら…
果たしてまつりとさやかの狙いは?

ユウは久しぶりに会った従姉妹達に振り回されそうな感じがぷんぷんします。
実際、まつりとさやかはかなりテンションも高く行動的なので、ユウは基本的に後手に回りがちになってしまっています。
そんな状況でふたりに昔遊んだゲームをやりたいと言い出したとしても強く反対できませんでした。
もっともユウや従姉妹の両親は法事の後にカラオケに行ってしまったので、ゲームをするくらいしかやることもないのです。
仕方なくゲームに参加したユウですが、このゲームが曲者でした。
従姉妹達がやりたいと言い出したのは「ツイスターゲーム」で、お互いに密着してしまう類のものだったのです。

「うっかり入っちゃった」ではゲームを通してお互いを意識してしまう過程が描かれてします。
こんな状況なら思わず従姉妹達を抱きしめてしまいそうになってしまいますね。
実際、ユウもかなり自分の理性との戦いを強いられています。
ゲームと理性の両方と戦うユウが見ものです。

リミット

美人で秀才なさくらと男勝りなハルを中心とする、クラスの上位グループに属する今野。
強者でつるみ弱者を嘲笑う学校生活は楽しく、まさに完璧な世界でした。
しかし、交流キャンプの往路で今野達が乗ったバスが転落してしまいます。
今野は、バスの外に倒れていたハルを担ぎ、たき火の明かりへと向かいます。
事故から生き残ったのは女子高生ばかりわずかに5名。
極限状態の中で、彼女たちは生き延びることができるのか?

女子高生が凄まじいいじめに立ち向かう『ライフ』で有名な、すえのぶけいこさんの作品です。
『リミット』も、そのタイトル通り極限状態に追い込まれた女子高生達のリアルで残酷な本音や衝動が、えぐいまでに描かれています。
ドロドロしていて恐ろしいと同時に、最高に面白いです!

主人公・今野と、生存者の一人・ハルが属していたのは、さくらを中心とする華やかなグループです。
彼女達にからかわれていた陰気なオタク・盛重が、武器を手にしたことで生存者達を支配します。
盛重の日々の鬱憤が爆発して歪んでいく様子が恐ろしいです。
その他のキャラクターも、「クラスに一人はいたよね」という子ばかり。
孤高の委員長タイプ・神矢に、影が薄く目立たないその名も薄井。
スクールカーストが凝縮された5人が、救助が来るまでサバイバルします。
クラスの中で自分はどのポジションだったかな、とかもしこんな状態に追い込まれたらどうするかな、とか色々考えてしまいます。
カースト底辺だった盛重が頂点に君臨し、5人を格付けして支配する恐ろしい心理戦から目が離せません。